概要説明
Amazon アソシエイトの広告を WordPress に出すプラグイン Auto Amazon Links は、2025 年 11 月 7 日に WordPress.org での配布が終わりました。商品情報の PA-API 5.0 も Creators API に切り替わっています。今の状態と、プラグインを消す手順、これからの選び方をまとめました。
~ 目次 ~
Amazon アソシエイト・プログラムとは
Amazon の商品をサイトで紹介して、見た人がそのリンクから買うと、紹介したサイトに紹介料が入るしくみです。
この記事を書いた 2024 年 4 月から、大きく 2 つ変わりました。Auto Amazon Links の配布が終わったことと、商品情報の API が PA-API 5.0 から Creators API に切り替わったことです
| こと | 2024 年 4 月に書いたとき | 2026 年 10 月に確かめた今 |
|---|---|---|
| Auto Amazon Links | WordPress.org で配布していた | 2025 年 11 月 7 日に配布が終わった(理由は Security Issue=安全の問題) |
| 商品情報の API | PA-API 5.0 | PA-API 5.0 は非推奨(deprecated)になり、Creators API に切り替わった |
| API の鍵 | アクセスキー ID・秘密アクセスキー | Credential ID・Credential Secret・Version(前の鍵は使えない) |
アカウントを作るには審査がある
アカウントを持っていない人は、まずサイトの記事を充実させてから申し込み、審査を受けてください。
商品情報の API(今は Creators API)は、申し込んだだけでは使えません。審査を通って正式に受け入れられ(final acceptance)、紹介で売れた実績があることが条件です。
商品情報の API は PA-API 5.0 から Creators API へ
Amazon の説明のページ(英語)には、PA-API 5.0 は非推奨になり Creators API に置きかえる、と書かれています。PA-API 5.0 を呼び続けると「403 Forbidden」(AccessDenied・Product Advertising API is deprecated)が返る、とも案内されています。
| こと | PA-API 5.0(前) | Creators API(今) |
|---|---|---|
| 鍵 | アクセスキー+秘密キー | Credential ID+Credential Secret+Version |
| 認証のしかた | AWS の署名(Signature Version 4)を毎回付ける | OAuth 2.0。1 時間使えるトークンをもらって使う |
| 呼び出す先 | webservices.amazon.com/paapi5/… | creatorsapi.amazon/catalog/v1/… |
| 項目の名前 | ItemIds のような形 | itemIds のような形(頭が小文字) |
| 値段などの情報 | Offers | OffersV2(Offers は使えない) |
2026 年 10 月 11 日に、次の Amazon のページを読んで確かめました。PA-API 5.0 がいつ止まったかの日付は、これらのページには書かれていませんでした。
- PA-API 5 Deprecation Notice(PA-API 5.0 の説明のページを開くと、ここに移る)
- Creators API Introduction
- Migrating to Creators API from PA-API
Creators API の鍵は、アソシエイト・セントラルの「ツール」→「Creators API」で、アプリケーションを作ってから作ります。説明のページの決まりは次のとおりです。
| こと | 決まり |
|---|---|
| 作れる人 | アソシエイトのアカウントの持ち主(primary owner)だけ |
| アプリケーションの数 | 1 つのストアに 2 つまで |
| 鍵の数 | 1 つのアプリケーションに 2 組まで |
| Credential Secret | 作ったときに 1 回だけ出る。なくしたら作り直す |
アソシエイト ID や鍵は、記事・スクリーンショット・git に入れないようにします。
説明のページ(英語)には、ねらう国のアソシエイトに入っていること、直近 30 日に 10 件以上の対象の売上があること、と書かれています。日本のアカウントで同じかどうかは、アソシエイト・セントラルで確かめてください
Auto Amazon Links は 2025 年 11 月に配布が終わった
2026 年 10 月に WordPress.org のプラグインの情報を確かめると、Auto Amazon Links は配布が止まっていました。上のページを開いても、ダウンロードできません。
| 見たこと | 結果 |
|---|---|
| 配布の状態 | 終了(closed) |
| 終わった日 | 2025 年 11 月 7 日 |
| 理由 | Security Issue(安全の問題) |
| このサイトの作業環境に入っていた版 | 5.4.3(動作を確かめた WordPress は 6.5.2 まで・有効にはしていない) |
配布が終わったプラグインは、直しの更新が来ません。安全の問題が理由なので、使っているサイトは止めて、消すのがおすすめです
(記録)前の設定画面:連携の情報と接続テスト
(記録)前の設定画面:ユニットの管理
ここからは、2024 年 4 月に使っていたときの画面の記録です。プラグインを消すときに、どこに何を設定していたかを思い出す手がかりにしてください。
| ユニットで決めていたこと | 例 |
|---|---|
| 出す商品のカテゴリー | 本・パソコンなど |
| 表示のレイアウト | 一覧・横並びなど |
| 出す数 | 1 回に出す商品の数 |
| サムネイル画像の大きさ | 商品の画像の大きさ |
ユニットごとに確かめ用のページができますが、広告だけのページが表示されてしまうので、設定が終わったら「非公開」にしていました。
(記録)前の設定画面:出すときの HTML
(記録)前の設定画面:ユニットの一覧とショートコード
プラグインを消すときの手順
| 順 | すること |
|---|---|
| 1 | 記事・ウィジェット・テーマのファイルで、[amazon_auto_links …] などのショートコードを使っている場所を探す |
| 2 | その場所を、下の「これから選ぶなら」の方法のリンクに置きかえる(または消す) |
| 3 | プラグインを止めて(無効化)、消す(削除) |
| 4 | 記事を開いて、ショートコードの文字がそのまま出ていないかを見る |
プラグインを消すと、残ったショートコードは「[amazon_auto_links id=”123″]」のような文字のまま画面に出ます。すぐに全部を置きかえられないときは、次のコードで、残ったショートコードを何も出さないようにできます。
/**
* Auto Amazon Links を消したあと、記事に残ったショートコードを何も出さないようにする
* (消す前の「[amazon_auto_links id="123"]」のような文字が、そのまま画面に出るのを防ぐ)
*/
function fs_hide_old_amazon_auto_links_shortcodes() {
$tags = array( 'amazon_auto_links', 'amazonautolinks', 'aal_button', 'aal_disclosure' );
foreach ( $tags as $tag ) {
if ( ! shortcode_exists( $tag ) ) { // プラグインがまだ動いているときは何もしない
add_shortcode( $tag, '__return_empty_string' );
}
}
}
add_action( 'init', 'fs_hide_old_amazon_auto_links_shortcodes', 20 );
| 書き方 | 役目 |
|---|---|
| $tags | Auto Amazon Links が使っていたショートコードの名前(プラグインのコードで確かめた 4 つ) |
| shortcode_exists() | プラグインがまだ動いているときは、何もしない |
| __return_empty_string | 空の文字を返す WordPress の関数。ショートコードの場所に何も出さない |
| init の 20 番目 | プラグインの登録(init)のあとに動かす |
確かめた結果
このサイトの作業環境(WordPress 7.1.3・PHP 8.3・Auto Amazon Links は無効)で、コードをメモリの中だけで動かして確かめました。
| 見たこと | 結果 |
|---|---|
| コードの前 | [amazon_auto_links id=”123″] などが、文字のまま出た |
| コードのあと | 4 つとも何も出なくなった。前後の文はそのまま |
| ほかのショートコード(caption) | そのまま動いた |
| 同じ名前のショートコードがすでにあるとき | 上書きしない(元の動きのまま) |
これから選ぶなら
| 方法 | 向いている人 | 2026 年 10 月に確かめたこと |
|---|---|---|
| Amazon の商品のページで、1 つずつリンクを作る | 紹介する商品が少ない・売上の実績がまだない | API の鍵は要らない。商品ごとに作るので手間がかかる |
| Creators API に対応したプラグインを使う(例:Pochipp) | 商品を探してリンクを作りたい | Pochipp は 1.20.3(2026 年 9 月 18 日の更新・有効なサイト 3 万以上・WordPress 7.1.3 まで確かめ済み)。更新の記録に Creators API への対応がある |
| 自分で Creators API を呼ぶ | プログラムを書ける | Amazon が Node.js・Python・PHP・Java の SDK を出している |
どの方法でも、Creators API を使うものは、上の利用条件を満たしている必要があります。プラグインを選ぶときは、更新が続いているか、Creators API に対応しているかを見てください。
このサイトでも、以前はページの下の Amazon の広告を Auto Amazon Links で作っていました。


