概要説明
サイトヘルスページの「致命的な問題」を解消させるために対応した内容のまとめ。セキュリティ、パフォーマンス、各種標準機能が正常かを確認する際にサイトヘルスページを活用することをおすすめいたします。セキュリティ面は重要ですがそれ以外はあまり気にしなくても良いメッセージが多いです。
~ 目次 ~
WordPressサイトの状態を通知してくれるサイトヘルス

サイトヘルスチェックでは、WordPress の設定および注意が必要な場合がある項目に関する情報を表示しています。
作業中に確認したことがあるサイトヘルスの改善項目のみを対象として紹介いたします
このサイトの設定は、潜在的に誰もが参照可能なファイルにエラーを書き出します
デバッグモードを有効化するとエラーやサイトの失敗の詳細情報を収集できます。しかし誰もがアクセス可能な Web サイトに置くべきでない、重要な情報を含む場合があります。
値
WP_DEBUG_LOG
がこのサイトの構成ファイルに追加されました。これは、サイトで発生したエラーが潜在的にすべてのユーザーが参照可能なファイルに書き出されることを意味します。
define('WP_DEBUG', true); define('WP_DEBUG_LOG', true);
エラーログ出力有効になっていて誰でもアクセスできる位置にログファイルが設置されている場合に表示されるメッセージです
ログファイルのパス・ファイル名を指定していない場合は wp-content/debug.log にログが出力されます
<Files debug.log> Order allow,deny Deny from all </Files>
ログを意図的に出力したい場合はログファイルの肥大化に要注意です。またhttps://サイトURL/wp-content/debug.log に直接ブラウザからアクセスしても表示されないように.htaccessにて制限を設ける場合もあります。ただしこの対応の場合はサイトヘルスのエラーメッセージは非表示にはなりません。
define('WP_DEBUG_LOG', '/home/xxxxxxxxxxxx/log_wp/functions.debug.log' );
WP_DEBUG_LOG は true / false 以外にもパスの指定ができます。ブラウザからアクセスできない位置にログファイルを設置することでサイトヘルスメッセージを致命的な問題からおすすめの改善に移動させることができます(非表示にはなりません)
上記のようにパスを指定してpublic_htmlより上の階層にログを出力させるか、デバッグ・ログ出力の機能をオフにすることでメッセージ対応が行えます
自動読み込みオプションはパフォーマンスに影響を与える可能性があります
自動読み込みオプションはプラグインやテーマの設定で、WordPress でページを読み込むたびに自動的にプラグインやテーマが読み込まれます。自動読み込みオプションが多すぎると、サイトの動作が遅くなることがあります。
このサイトには options テーブル内に 1269 個の自動読み込みオプション (サイズ: 7 MB) があります。データベース内で自動読み込みオプションを確認し、サイトで必要なくなったオプションを削除できます。
動作に影響がない程度に最低限の処理にしたほうが良いですよというご提案です。サイトの動作が気にならないようであれば対応は行わなくても問題ありません。
手動で一つずつ対応していくのは大変なので Transient Cleaner プラグインを使用して期限切れの(不要な)データを一括でクリーンアップさせます
サイトの動作に影響がでる可能性があるのでバックアップは必ず行いましょう
Transient Cleaner プラグイン

上記2箇所にチェックを入れて実行するとクリーンアップが行われます。削除後に閾値以下になっていればサイトヘルスのメッセージは非表示になります
Transient Cleanerのクリーンアップで解消されない場合はAAA Option Optimizerプラグインで対応を行っています
AAA Option Optimizer プラグイン

左端のタブが読み込んでいるけど使用していないものをリストアップしてくれている一覧になります
削除済みのプラグインと判断できるものから「Remove autoload」をクリックしていきサイトヘルスのメッセージが消えるまで繰り返します
バックグラウンド更新が想定通りに動作していません
バックグラウンド更新は使用中の WordPress のバージョンにセキュリティ更新がリリースされた際、自動更新できることを保証します。
- バージョン管理システムは検出されませんでした。
- この WordPress サイトでは更新の実行の際に FTP 認証情報を必要としません。
- 一部のファイルが WordPress から書き込みできません:
- index.php
- WordPress のセキュリティとメンテナンスリリースは
allow_minor_auto_core_updates
フィルターによってブロックされています。
ファイルのパーミッションやプラグインの設定によって自動更新が正常にできない可能性がある
改ざん対策、自動アップデート時のレイアウト崩れなどの影響を避けるため意図的に自動更新を止めている場合はこのメッセージは放置しています
メッセージに表示されているファイルのパーミッションの変更、プラグインを1つずつ無効にして影響が出ているものを確認していきます